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最終レポート講評

  • 講義の採点は終了して、教務課の方に本日提出済です。
  • どれだけの人がまだ見ているのかわかりませんが、最終レポートの簡単な講評をしておきます。
    • 良く書けている人と全然アレな人の差がかなり大きく出ました。課題の趣旨取り違えの方もそれなりにいましたが、不明点があるならば早い段階で確認しておくべきです。

    • 見出しタイトルについては工夫が見られる人も多く、良い傾向です。

    • ただ構成については、既存の構成に引っ張られ過ぎの傾向があります。特にTOP画面を既存マニュアルと同様に独立した見出しとして説明している人がほとんどでしたが、不適切です。

    • 全体のタスクとしては、1.シラバスのページを開く→2.検索する→3.講義の詳細ページを見るという3段階とするのが無難で、TOPページは1.の結果文として扱うのが適当です。対象となる情報が多い場合は、ユーザーのタスクとして何がポイントとなるのか(大まかなタスクの区切り、細かなタスクの区切り)を最初に見極めるような習慣を付けましょう。

    • 2.に関しては、まずは検索方法が複数あることを具体的な用途例とあわせて説明(=TOP画面のボタンと対応付けて説明)した上で、それぞれの検索方法について下位階層の見出しを用意して説明するのが適当です。ここで重要なのは、それぞれの検索方法の説明の最後に「詳細ページの見方については、3.で説明している」趣旨の説明文を加えておくことです。そうしないと操作フロー全体が見えにくくなってしまいます。

    • レイアウトがまだまだな人が多いです。複数の見出しがあって、画像を貼り込んでいる場合はどこで改ページするのかにも配慮が必要です。読み手が自然に感じられる位置で改ページするようにしましょう。

    • 「〜が表示されます」という結果文を「5.〜が表示されます」(手順番号は適当)のように操作文扱いにしてしまっている人がいますが、これも不適切です。操作文に対して画像を配置して、その後に結果文についても画像を配置したいのであれば、
      →操作文
      →画像
      →結果文
      →画像
      のように配置すれば、無理に操作文扱いにせずとも問題なく画像を配置できます。

    • ワンポイントアドバイスについても、同一の見出し内で統合するのか、個別に特化した見出し名に変更するなどの工夫が必要です。

    • 「Webアプリなので画面内のオブジェクトに対応するヘルプボタンを用意すれば良いのでは?」という意見もありましたが、これでは操作全体のフローを確認できません。業務アプリでよく見られる失敗(=エンジニアが考えそうなこと)なのですが、各画面の要素を説明することと操作全体のフローを説明することは別の話です。操作フローを完全に理解したユーザーには各オブジェクトの説明だけで十分かも知れませんが、そのシステムに初めて触れるユーザーには操作全体のフロー情報が必要です。
  • 最終レポートについて個別にフィードバックを希望する方は、メールにてご連絡ください。できるだけ早めにコメントを戻すようにします。
  • 成績について確認を取りたい方も、同様にメールにてご連絡ください。
  • 最終回で皆様に書いてもらった講義に対する感想(=作業課題)についてのフィードバックは、来週早々には書けるのではないかと思います。期待している方がいましたら、もう少々お待ちくださいませ。