情報大工のひとりごと

情報デザイン業務の周辺で思ったこと、そして考えたこと

インフォメーション・アーキテクト宣言

1998年04月21日

ラプラス取説研究所のWebサイトのこのコーナーにタイトルがつきました。本日より「情報大工(インフォメーション・アーキテクト)のひとりごと」となります。今後ともよろしくお願いいたします。

インフォーメーション・アーキテクトという名称の由来ですが、当研究所はマニュアル作成だけを行うわけではありません。最終的には誰にどういった情報をどのように提供するのかをデザインするようになりたいと、日々考えています。現状の業務であるマニュアル作成やインターフェース研究といった操作情報のデザインも、あくまでその一環です。

現在のマニュアル作成業界には、情報をデザインするという視点が欠落しているとまではいかないものの、この視点をあまり重視していないように思われます。どちらかというと、実際のライティングやビジュアルの作成といった、あまりに目先の対象(オブジェクト)にとらわれる傾向があるようです。確かに個々のオブジェクトは重要でしょうしかし、マニュアルがソフトウェアのインターフェースと統合されたり、ハイパーリンクを特徴とする電子マニュアルが主体となってくるこの時代に一番大事なのは、情報の基本的な構造や構成をどうデザインするか、ということであると当研究所は考えます。

そこで当研究所としては、自らの職種をテクニカルライターやデザイナーといった個々のオブジェクトの専門家を意味する名称ではなく、情報を自らの哲学によって構築する者すなわちインフォメーション・アーキテクト、という名称で定義したいと思います。インフォーメーション・アーキテクトとは、そのまま読めば情報建築家ということになりますが、日本語としてはあまりしっくりきませんね。そこで、語感的に妙にしっくりくる情報大工という言葉を採用しました。

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