情報大工のひとりごと

「ごあいさつ」記事の一覧

残暑お見舞い申し上げます(2014)

2014年8月18日(この記事のみ表示

気が付いたら今年一度も更新していないじゃないですか! ということで、仕事が一段落したこともあり、最近考えていることをつらつらと書いてみます。

この数年「なんだかなあ...」と、いろいろと行き詰まりを感じることが正直なところ増えました。

  • 例えば「トリセツWeb化計画」とか、頭痛がします。とりあえずこの図だけは絶対に許せない、時系列で明示してる辺りが特に(笑)
    確かに電子化・ネットワーク化は利用者にとってメリットは大きいのですが、基本的に「ネット越しでも必要な情報を入手できればいいな(購入時の付属品をいちいち探すのが面倒くさい)」「製品購入前に操作情報を確認できればいいな(本当に自分のニーズに応えられるものなのか確認したい)」という目的に対するもので、探したい情報(や状況)が明確な状況が大部分を占めることになります。
    したがって、製品全体の概要(この部分はカタログやWebサイトの製品説明で展開可能)と詳細な操作指示情報(UIに透過可能な、単純な操作指示)の狭間、個々のユーザーが自分の目的にあわせて機能をどのように使いこなせばよいかという情報(ユーザーのQOLを上げるためのサポート情報)を受け持つ取扱説明書とは、目的も役割も異なります。この狭間をサポートするツールは、パッケージとして完結した状態で製品に付属していなければなりません。「電子版があれば良いのに」と「電子版があれば同梱冊子は要らない」は天と地ほど違うのです。
  • それよりも個別製品サポート情報へのアクセス改善とURLの永続性担保が先のような。
  • 『取説いらずの使いやすい製品』が日本で生まれにくい理由 」も別の意味で頭痛がします。
    取説いらずの使いやすい製品という発想自体が、取扱説明書の機能を狭く捉えすぎていると言わざるを得ません。「操作できる=使える=UX向上」ではないのであって、操作ができることに注目しすぎて、対象機能を使いこなすことによるユーザーのQOL増大(結果としての提供者側の利益拡大)という視点がごっそり欠落しているのが大きな問題です。
    これは設計職の方に良くある「UIの改善によりマニュアルは不要になる」という典型的な勘違いで、不要になるのは狭義の操作指示情報のみ(UI改善でどうにかなるのは狭義の「操作マニュアル」のみ)であって、機能概要などを説明することは困難なのです。対象機能の使いこなしには機能の理解が伴う必要があり、それはUI設計で必ずしも達成できるものではないのですが...。
  • 仕事の環境はいろいとと変わりつつも、TC領域を中心に20年超(!)仕事させて頂いているわけですが、「マニュアル」に対する周囲の理解がいつまで経っても向上していないと感じます。これは業界外だけでなく、業界内においても、です。業界内での問題意識や過去の取り組みの経緯(とその結果)が共有されていないため、いつまで経っても同じようなところをぐるぐる回っているようにしか見えません
    企業活動において外部専門家・専門技能を活用した品質向上活動がTC領域においてほとんど進まなかった(逆に「ソリューション」や「システム」による問題解決(いわゆる銀の弾丸願望)ばかりに注目が集まり、実直な品質改善が疎かにされた)こととあわせて、さすがにどうしたものかと言わざるを得ません。なんだかんだで開設以来18年を超えるこのWebサイトが、この閉塞した状況を変える一助として機能していない点については、力不足を恥じるのみなのですが...。

そんなこんなで、正直なところ様々な点で目算が誤っていた、というか楽観的に過ぎた(笑)と認めざるを得ない感じですね。さーて、これからどうしましょうか

まずは、お仕事絶賛大募集中です!大型小型、特定プロセスのスポット支援含め、ちょっとやらせてみようかな?という機会がありましたら、ぜひ声をお掛けください。制作案件だけでなく、既存の制作体制のままフォーマット改善(改善の前提となる現状品質評価)への外部支援や、まるでユーザーの方を向いていない商品/サービス説明が氾濫するWebコンテンツの改善など、ご協力できる・ご協力したい分野は無限にあるのです!(大事なことなので2度

ちなみに「パッケージとして完結している」のである限り、(電子媒体であってもパッケージとして頭から終わりまでリニアに読むこともできる)EPUBやPDF形式でもOKで、別に紙媒体に拘っているわけではないのです。「全部読んだけどどこにも書いていない!」などのように、ユーザーが全体を確認できないような形で提供されるのはNG、という判断です。まあそれでも電子媒体閲覧の一手間を掛けさせるのを何とかしないと、ですね。

技能情報の「シェア」強化を目指してリニューアル

2012年10月 1日(この記事のみ表示

いろいろ改修したいなあと長らく思ってきましたが、業務が落ち着いたこともあってこのタイミングでWebサイト全体をリニューアルしました。なんと9年振りです(苦笑)

ITバブル崩壊以降、テクニカルコミュニケーション領域では人材育成、技能伝承の問題が長期化しつつあります。この苦境の最中に発生したメーカー各社の業績悪化により、このままではメーカーの制作部門・制作会社の基盤だけでなく、我が国のテクニカルコミュニケーションの技能伝承土台までも崩壊しかねない状況です。

この状況改善の一助とすべく、今回のリニューアルにおいては以下のポイントを主眼としました。

情報公開・共有の強化
マニュアル制作入門を漸次アップデート中です。また、過去のTCシンポジウムにおける発表スライド(2009年度特別セッション資料)などの公開、担当させて頂いている専修大学ネットワーク情報学部の講義資料へのリンク強化など、手持ちの技能情報をより広く公開することにしました。
各種ソーシャルツールの活用
ラプラス取説研究所の公式twitterアカウントを開設しました。また、Webサイト内のコンテンツへのフィードバックシステムとしてZenbackを導入して、皆様からのフィードバックや関連する外部情報とのつながりをより可視化(=共有)しやすくしました。
技能伝承コミュニティの試行
Facebookにマニュアル評価勉強会グループを開設しました。問題意識としては8年前のこの記事です。月一くらいで評価対象のお題を出し、当該マニュアルの問題点や改善点を出し合う中で、TC業界全体で評価眼の養成・共有・底上げを図っていく形での活動を目指しています(そのため申し訳ございませんが、当初はマニュアル制作関連の方のみ参加受付となります)。

現状の危機脱却にどこまで貢献できるかはわかりませんが、皆様頑張っていきましょう!

更新復活します

2011年10月20日(この記事のみ表示

約1年更新が止まっていましたが、そろそろ復活したいと思います。

昨年末から春先にかけて恒例の大規模案件で完全に沈没していたところに震災...。通っていた高校は半壊して新入生は仮設校舎、よく連れて行ってもらった海水浴場は津波で大きな被害を受け、放射能汚染で名前が挙がるのは自分の中学校の学区だったり遊びに行ったことのある施設だったり遊びに行く途中で普通に目にしていた地区だったり、「福島は終わった」とか「福島にはもう住めない」とか無責任に(以下自粛)などなど、小学2年生の途中から高校卒業まで10年強を伊達市と福島市で過ごし、現在も実家が福島市にある身としては、正直なところモチベーションを維持することが難しい状況が続いておりました。他にも被害に遭われた方へのお悔やみやお見舞い、支援に対する御礼などいろいろ言わなければならない、言いたいことはあるのですが、現時点では言葉を尽くそうとすればするほど自分の言葉の軽さに耐えられなくなるのが正直なところです...。

と も か く 、直接の被害を受けなかった人間がいつまでも燻っていても仕方がないので、復活します。先に開催されたTCシンポジウム関連だけでなく、いろいろと主張していかなければならないネタは溜まっていますので。そうそう頻繁に更新する性格のサイトではありませんが、また細く長くお付き合い頂ければ幸いです。

謹賀新年@2010

2010年1月 5日(この記事のみ表示

日頃お取引き頂いているお客様方、このサイトにお越し頂いた皆様方、昨年は本当にどうもありがとうございました。いろいろと疲弊気味でWebサイトの更新頻度もなかなか元には戻りませんが、本年はせめて月1度くらいのペースを維持できるよう努力いたします。

さて年始早々不景気な話題ですが、ただでさえ人材の層の薄い我が国のTC業界にとって、今回の不況はとどめの一撃となりそうで怖いです。ITバブルの終焉以来(それ以前も?)、業界にお金が回らない→有能な人材が逃避するという慢性的なネガティブスパイラルが続いているのですが、さすがに今回は致命傷になりかねない雰囲気です。また、仕事の量が欲しいのは非常によく理解できるものの、ダンピングによる受注に走る競合企業の一部を見ていると、(民主党政権下では期待薄ですが)今後の景気回復局面でもその単価がベースになることを一体どう考えるのか?と怒りを禁じ得ません。

とにかく弊社としては、しばらくは「生き残る」(ゴーイングコンサーン)ことを最優先に頑張ってきたいと考えています。前回不況時の反省でもありますが、「品質を評価できる」「過去の経緯を踏まえて問題を認識・解決できる」人がいなくなるという事態は何としても避けなければなりません。そのお手伝いをできる会社・人材は、我が国には少ないというのが実情ですからね。この種のノウハウや品質を維持するための体制は、一度壊れてしまうと再構築に莫大な時間がかかる(下手をするとロストテクノロジー化しかねない)ことを忘れないようにしたいものです。

何か偉そうでアレですが(汗)、本年もよろしくお願い申し上げます。

TCシンポジウムご来場ありがとうございました

2009年10月30日(この記事のみ表示

ぼーっとしていたら、あっという間に10月が終わりそうに(汗)

TCシンポジウムの東京開催と京都開催、特別セッション「情報デザインの基礎 - コミュニケーションの全体像(テクニカルコミュニケーターが押さえるべき、情報設計の基本とプロセス)」にお越し頂き、ありがとうございました。アンケート集計結果を確認させていただいたところ、かなり好意的に評価していただけたようで何よりです。頑張って準備した甲斐がありました...。

セッション後の会話や懇親会でも少し話題になった(した)のですが、やはり教育の問題(特に上流プロセス)については課題感を持っている方が多いようです。Web情報アーキテクチャ情報デザインの世界では、標準教科書となり得る書籍が刊行(刊行準備)されている訳ですが、TC業界としてもその種の標準化および外部公開化をより強力に進めていくべきではないかと思います(現状の技術検定テキストにおける上流プロセスの扱いは、お話にならない位に弱いので)。

また、「既存フレームを超えた発想が出てこない」というOJTの限界も、話題にのぼったと記憶しています。この辺りは微修正→小規模改訂→大規模改訂→新案件、という順序を踏んでOJTを進めていく以上、仕方のない面があるかもしれません。そのためOJTと並行して、そもそもの筋論から考える訓練や、(自社が扱わない)別領域の事例を扱うことで客観視点を確保する訓練などを、意識して教育プログラムに入れ込んでいく必要があります。

この点については大学の講義設計で実感済なのですが、この種のトレーニング用事例を考えるのはかなり大変です。教育コストが切り詰められがちな時勢を踏まえても、TC協会が軸になり、この種の事例集積を進めていくことも今後必要になってくるのではないかと思います。会員が事例を持ち寄って、相互に使用可能な形でオープンに公開するといった形もその一例です。TC協会では大学教員の方を中心に標準の教育プログラムを策定していく意向があるようですので、協力できる部分では積極的に協力していきたいと考えています。

最後に少し宣伝タイムを。
昨今の不況の煽りを受け、弊社もいろいろ大変な状況になってきました。昨年が超多忙だった反動と不況のダブルパンチで、晩秋の寒さが身にしみます(汗) というわけで、現在お仕事大募集中です。新規案件は大大大歓迎ですが、ご時世的に厳しいと思いますので、社内勉強会の講師や改善プロジェクトのレビュアーなど、外部から制作品質を高めるためのお手伝いを中心にお役に立てればと思います。
ご興味を持たれる方がいらっしゃいましたら、有限会社 文書情報設計のWebサイトからお問い合わせ頂ければ幸いです。

また、新規の研究発表(DITAとか...)を現在準備中です。来月上旬には公開できるかと思いますので、お楽しみに。

残暑お見舞い申し上げます

2007年8月13日(この記事のみ表示

強烈な暑さの続く今日この頃ですが、いかがお過ごしでしょうか。暑さで体調など崩されませぬようご自愛ください。

  • 興味のあるセッションがあるので、今年のTCシンポジウムに参加予定です(聴講予定セッションは、発01→発05 or 発04→パ04?→パ07、です)。会場で私(誰)を見かけることなどありましたら、お気軽に声をお掛けください。
    ところで「TORI-SETSU 2.0 もっとクリエイティブ もっと簡単」という今年のTCシンポのキャッチコピー、例年通り周回遅れのような気がします。ここでズレなど生じさせないくらい世の中の動向を読める業界ならば(自粛)という話もありますが、日経デザインで始まった変な連載を見ても、ひょっとしてズレているのは自分の方なのか?という危機感もあります。久し振りにTCシンポジウムに参加するのは、その辺の空気感の確認も含めて、ですね。
  • ちなみに前述の連載とは、「事例でわかる『デジタル取説』のデザイン・制作技術」のことです。想定ユーザーとして紙媒体中心のマニュアル制作者とWebサイト系のコンテンツ制作者のどちらを考えているのか(それぞれマネジメント層含む)がまったくもって不明で、内容的に極めて中途半端です。前者向けならば取扱情報のクロスメディア展開の実状と問題点、後者向けならば一般コンテンツで扱う情報と取扱情報で異なるポイントなどを中心に話を進めるべきで、現状の中途半端な事例紹介と初歩的な表現理論のセットという内容はちょっとあり得ないと思うんですけどね。それともこういうのが流行なんでしょうか?
  • 専修大学のマニュアルライティング講義、今年度分はどうにか無事修了しました。自分から進んでマニュアルライティングなんぞ履修する学生なんてそれほどいないだろうに特定コースの専門必修科目であったり、この科目は初担当だったりで正直心配だったんですが、まあ何とか...という感じです。最終講義後に書いてもらった感想を見ると「マニュアルという存在に興味を持ってもらう」「情報を構造化するという意識を持ってもらう」という最低限の部分はクリアできたようなので、初年度としてはギリギリ合格点でしょうか。
  • なお、「マニュアルライティング」講義資料はこちらから閲覧できますので、興味のある方はご覧ください(実は「マニュアル制作入門」よりも、内容的に進化している部分が多々あります)。業務マニュアルへの対応等も含めて、マニュアル制作入門のリニューアルも検討中ですので、こちらについては気長にお待ち頂ければと。
  • 最後に唐突ですが、セミナーのご案内です。「ユーザー中心の情報伝達設計・表現法 〜 コンテクストとメンタルモデルに注目する〜」というセミナーの講師をさせて頂くことになりました。看板倒れが非常に心配になる強烈なタイトルですが(汗)、ベストを尽くす所存です。ちなみに講師紹介での参加という形であれば参加費用が多少割引になるようですので、参加希望の方がいらっしゃるようでしたら、よろしければ申し込み前にご一報ください。

このWebサイトは1996年の8月の開設ですので、実は11周年ということになります。昨年は10周年記念企画をやろうかと思っていたんですが、バタバタしていたり諸事情でなしのつぶてに...。開設した頃と比較して変わったこと、変わらなかったことなど、そのうちちゃんとまとめたいですね。12年目に突入しつつも、これまで通り細く長く(笑)続けていきたいと考えておりますので、思い出した頃にでも再訪して頂ければ幸いです。

謹賀新年@2007

2007年1月 1日(この記事のみ表示

日頃お取引き頂いているお客様方、このサイトにお越し頂いた皆様方、昨年は本当にどうもありがとうございました。昨年後半からはWebサイトの更新頻度も元に戻りつつありますが、本年はできる限りこのペースを維持できるよう努力いたします。

さて本年の目標ですが、何といっても(特にマニュアル制作業界の)人材育成に対する貢献です。現状ではメーカーも制作会社も即戦力指向(中途や派遣、個人外注を重視)で、自社で教育を行うという面が軽視されていると感じます。教育を軽視しているというよりも、教育という責任・コストをどこも引き受けたがらないといった方が適切でしょうか。それが最大の原因かどうかはともかく、これまでこのコーナーでも何度か触れているように、(一部の企業や組織を除いて)品質やノウハウの面で全体的な地盤沈下を起こしているという印象があります。

この問題について、本年はできれば仕事という形で結果を残したいものです(マニュアル評価業務と組み合わせてみるのも良いかもしれません)。某所での担当講義が今年から「マニュアルライティング」に変更予定というタイミングもあり(笑)、教育・伝承に適した形でノウハウの整理をしていきたいと考えています。当サイトの主力コンテンツに育った「マニュアル制作入門」もご好評頂いておりますが、こちらのアップデートもそろそろ...。

なお、昨年のご挨拶で触れた

昨年のご挨拶で触れた「技能伝承/技能移転のための取り組み」ですが、マニュアル評価勉強会のようなものをオンライン上で行う方向で検討しております(ある程度具体的な方針が見えてきた段階で、別途ご案内いたします)。

情報大工のひとりごと | 謹賀新年@2006

の件ですが、どうやって形にすべきか正直なところ考えあぐねています。ここ数年でオンラインコミュニティにおけるコミュニケーションの性質が変わってきたという問題意識もあり、実現までにはもう少しお時間を頂きたく思います。もし皆様の方で試案や妙案、ご意見などありましたら、お気軽にコメント頂ければ幸いです。

というわけで、いろいろと力不足の点もあるかと思いますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆様にとっても本年が良い年でありますように。

謹賀新年@2006

2006年1月 1日(この記事のみ表示

日頃お取引き頂いているお客様方、このサイトにお越し頂いた皆様方、昨年は本当にどうもありがとうございました。(毎年の言い訳になってしまっていますが)昨年は全般的に負荷が高い状況が続いたこともあり、Webサイトの更新が完全に止まってしまい、本当に申し訳ございませんでした。

昨年はいろいろと新しいフィールドに触れることのできる機会をいただき、非常に勉強になりました。時間をかけて消化して、自分たちのものにしていきたいと考えています。また、昨年のご挨拶で触れた「技能伝承/技能移転のための取り組み」ですが、マニュアル評価勉強会のようなものをオンライン上で行う方向で検討しております(ある程度具体的な方針が見えてきた段階で、別途ご案内いたします)。

ともすると現状に安住してしまいがちですが、周辺分野との協業も含め、本年も積極的に活動していきたいと考えております。負荷が高い状況でもWebサイトの更新も(ある程度)維持しなければなりませんね。Web 2.0ではありませんが、ある程度アイディアや漠然とした感想の段階でもとにかく更新が滞らないことを優先する方向で。

いろいろと力不足の点もあるかと思いますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆様にとっても本年が良い年でありますように。

復活しました

2005年11月 8日(この記事のみ表示

長らく業務多忙で沈没しておりましたが、抱えていた大物案件がすべて終了し、ようやく通常モードへ復帰しました。業務多忙中はお客様や読者の皆様にはいろいろとご迷惑をおかけしました。心配してくださった方々には感謝の気持ちでいっぱいです。

その他いろいろと...。

  • 専修大学ネットワーク情報学部で、とある講義を担当しています。「教える立場」は難しいですね。いろいろと勉強になっています。
  • Seasarファウンデーション絡み(?)で、設計プロセスにおいて操作マニュアル・業務手順書・UIモックアップの3点セットを重視するという話が出ていて、非常に共感を覚えます(参考記事1参考記事2参考記事3)。
    先日までの実体験(謎)からしても、十分納得できるものです。この話については某所に書き殴った元ネタがあるので、次回にでも詳しく。
  • Web 2.0が流行っているようなのですが、どうもピンと来ません...。データ絡みについては大きな傾向が見えて来た感がないわけではないのですが、それもまた近いうちに(汗)
  • トラックバックspamがあまりに酷いので、一時的にトラックバックの受付を停止しております。ご了承ください。

ということで、とりあえず復活のご挨拶まで。

法人体制に移行しました

2005年7月18日(この記事のみ表示

過去最大級の業務多忙が相変わらず継続中で、更新が停滞しており申し訳ございません。いくつかお知らせがあるのですが、まずは運営体制に関わるものからお知らせします。

  • お客様からの法人格取得要望が続いたこともあり、2005年6月2日付けで有限会社 文書情報設計(Webサイトは工事中)を設立し、通常の業務は同社名義に移行しております。
  • 社名の由来ですが、「文書設計」「情報設計」「文書情報」という業務の主力分野を明示することを意図しています。
  • 法人化による運営体制(特にリソース面)の変動も現時点ではありません。なお大変申し訳ございませんが、このWebサイト上の各種記述の修正が業務多忙のためまったく間に合っておりません。会社案内に類する情報が必要な場合は、お手数ですが別途ご連絡頂ければ幸いです。
  • 事業者としてのラプラス取説研究所は廃止となりますが、「情報大工のひとりごと」や「研究発表」を含むラプラス取説研究所のWebサイトは、これまで通りの運営となります(URLの変更も一切ありません)。したがって、情報デザイン周辺の各種の情報提供(最近滞り気味ですが...)もこれまで通りこのWebサイトで行います。
  • つまり、各種の事業主体は有限会社 文書情報設計となり、同社が「ラプラス取説研究所」のWebサイトを運営するという形をとります。

要するに、業務発注して頂いている(または発注を予定されている)お客様以外の方には、これまでと何も変わりません。

というわけで、今後とも皆様どうぞよろしくお願い申し上げます。

完全に沈没しています

2005年3月26日(この記事のみ表示

トップページに新年のご挨拶が残っているような状況で、本当に申し訳ございません。本当に業務多忙です。過去最大級のピンチで、少なくともゴールデンウィーク前まではこの状態が継続することになりそうです(ゴールデンウィークが終わっても今度は別案件が本格化するので、キツめの状況が終わる訳ではないのですが...)。

お客様にご迷惑をおかけしないためにも、各種リソースの整備も含め、体制的な面についてもテコ入れを図る必要があると最近考えるようになりました。法人への移行も含めていろいろと検討中です。

というわけで、一緒に仕事してくださる方いらっしゃいません?と最近よく思います。特に、視覚デザインよりもテキスト情報周りを何とかするリソースが決定的に足りないような...。

当研究所の仕事の範囲から考えると、テクニカルライター(マニュアルライター)専業の人とは合わないと思います。単に「文章書ける」だけではダメで、スクラッチから情報構成→原稿作成→DTPまでお客様折衝含めてコントロールできる人でないと...(この規模では分業化すると逆に効率が落ちます)。また、マニュアル制作を中心としつつも情報設計やユーザータスクという観点から別領域の問題を俯瞰して洞察するなど、メタな視点を持っていることは絶対条件です。

まあ、こういう人は例外なく忙しかったりするわけで(苦笑)やはり自分たちのところで育てていくしかないのでしょうかね。

謹賀新年@2005

2005年1月 1日(この記事のみ表示

日頃お取引き頂いているお客様方、このサイトにお越し頂いた皆様方、昨年は本当にどうもありがとうございました。また、昨年(特に後半)は近年にない業務多忙ということもありWebサイトの更新も滞り気味で、本当に申し訳ございませんでした。

年頭ということで気の利いたご挨拶をと考えたのですが、昨年のご挨拶がほとんどそのまま現時点でも通用してしまいそうな状況で、進歩がないと反省することしきりです。

今年の抱負としましては、自分たちだけの活動という範囲を超えて、技能伝承/技能移転のための取り組みを何か始めてみたいと考えております。最近の業務経験からも、マニュアル制作という実務領域は幅広い業務領域に応用できるノウハウの泉であることを再認識しました。その経験も踏まえ、「わかりやすい言葉で説明する」という表層的な観点からだけでなく、「情報を伝えるための仕組み自体を整える」という観点からも情報伝達を考えられる人材を育てるために、当研究所でできることとは何か?を真剣に考えていきます。

いろいろと力不足の点もあるかと思いますが、本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。皆様にとっても本年が良い年でありますように。

謹賀新年@2004

2004年1月 1日(この記事のみ表示

日頃お取引き頂いているお客様方、このサイトにお越し頂いた皆様方、昨年は本当にどうもありがとうございました。

昨年は情報アーキテクチャやIAという言葉に注目が集まった年ではありましたが、やはりWebサイト構築論の一部としてのWeb-IAに注目が集まっただけという感があります。情報アーキテクチャという考え方は、本来もっと幅広い対象に応用可能な、普遍的な方法論のはずです。かといって別に情報アークテクチャが情報デザイン全般の根底にあるのかというと必ずしもそういうことでもなく、テクニカルコミュニケーションをはじめとする、他にも存在する普遍的な考え方の1つでしかないと思うのです(それぞれの考え方を還元していくと、もっと細かい要素技術に分割されます)。

そのような意味で、当研究所はこのような「情報を伝えるために使われる普遍的な方法論」を、ジャンルにとらわれずに幅広く取り扱うという立場を今後も取り続けていきたいと考えています。専門領域を研究されている方々からすると稚拙な立論なども出てくるかと思いますが、そのような場合には遠慮なくご指摘頂ければ幸いです。

本年もできる範囲ではありますが、引き続きアグレッシブ(笑)に活動していく予定です。本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

暑中お見舞い申し上げます & Adobe InDesign

2003年8月 4日(この記事のみ表示

関東地方は梅雨明けで強烈に夏らしくなってきましたが、皆様いかがお過ごしでしょうか。

業務多忙で更新どころではなくなっていたのですが、ようやく一息つけるようになりました。これはレイアウトや提供情報の方針を思い切って変えるだけでなく、さらにAdobe InDesign(それもMacOSX+OpenType環境)を利用して実機種制作を行うという、春先から続いていた一連のプロジェクトがようやく終了したためなんですけど。いや〜、勝手をつかむまでが大変でした(苦笑)。

でもまあ、InDesignもページレイアウトソフトウェアの基本機能を中心に使用する分には、まったく問題がないことを確認できました。Adobe PhotoshopやAdobe Illustratorのネイティブファイルを直接配置できることも、画像ファイル管理工数の大幅削減に寄与しています。EPS保存と比較するとプロジェクト全体のファイルサイズもかなり小さくなりますので、ネットワーク経由で生データをやり取りして分散制作するような場合にも、十分なメリットがあると考えられます。InDesignの導入を検討しているメーカーは他にもあると聞きますし、いままでQuarkXpressやAdobe PageMakerを使用していたところが代替するケースは、今後増えてくるのではないでしょうか。

あとは(出力側の環境に依存する面もありますが)視覚表現系の独自機能をどこまで使うのかなど、表現と省力化のバランスを煮詰めることが次の課題でしょうか。インライングラフィックで行間が乱れるとか段落スタイルや文字属性の保持方法がアレなんじゃないかとか、ブック管理が弱くて環境によって変な挙動をするとか細かい文句はたくさんあるのですが、その辺はまたまとめて公開してみたいと考えています。

というわけで(笑)、既存の取扱説明書を改善したいけれどもネタ不足であったり、InDesign導入を検討しているものの制作会社の対応が不満ということなどありましたら、当研究所にぜひ声をお掛け頂ければと思います。めずらしくマニュアル関係の記述だけで固めてみましたが、Webサイトの情報設計企画など、様々な業務もこれまでと変わらずに行っています。サイト開設から7周年を迎えたラプラス取説研究所の活動に、今後もご期待ください。

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