情報大工のひとりごと

情報デザイン業務の周辺で思ったこと、そして考えたこと

ワーキング・ナレッジ − 「知」を活かす経営

2001年2月 5日

本日ご紹介するのは、トーマス・H・ダベンポート/ローレンス・プルサック 著「ワーキング・ナレッジ − 『知』を活かす経営」です。

現在出回っているナレッジマネジメント関連の書籍は、どうも内容が薄かったり特定の1企業の運用ケースにとらわれすぎているように思ったことはありませんか? この書籍は知識とデータ、情報との違いといった概念的な話から、知識の形式化や知識移転のプロセス、そしてナレッジマネジメントのための組織体制や支援技術といった実務的な話に至るまで、ナレッジマネジメントの幅広いポイントを押さえています。

ナレッジマネジメント=ITという誤った認識がなかなか払拭できない状況はしばらく続きそうですが、こうした良書が数多く出回ることで、組織のトップだけでなく現場レベルでも質の高い議論が進むことを期待したいものです。胡散臭そうな書籍が多く出回っているこの分野の中で、非常にまともな入門書と言えるでしょう。(ISBN4-8201-1697-5、生産性出版、2800円+消費税、amazon.co.jp

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