情報デザイン業務の周辺で思ったこと、そして考えたこと
日立製作所から「Webユーザビリティを評価するツールを開発 」というプレスリリースが出ています。基本的には、ユーザーテスト実施スキルを持つ専任担当者がいない組織でも、ユーザーテストを内部で気軽に実行できることを狙った支援ツール、という位置づけになりそうです。テスト後にユーザー行動ログを起こすのはかなりの重労働ですので、専任担当者がいる場合でも、テスト業務全体の工数削減に寄与することが期待されます。
ところでユーザーテストを実施するにあたっては、実施担当者のスキル獲得と、テストユーザー集めが難関と思われている節があります。その意味でこの種の支援ツールにはそれなりの需要がありそうですが、本当のユーザーテストの難しさは、実は以下の3点にあるのではないでしょうか。
つまりテストそのものの実施よりも、タスク設定や結果解析→改善案構築という始めと終わりの部分にこそ難しさがあるのでは?ということです。
したがって、この種の支援ツールを導入しただけでは、組織の内部リソースのみでWebサイトの評価・改善案を策定するという目的を達成できない可能性が高いのではないかと考えられます。ツール導入の際には、ツールを必要とする業務の全体像と、その中でツールが担当できる部分/できない部分を事前に明確にする必要があるでしょう。
「そんなこと当たり前だろ」と思われる方も多いでしょうが、わかっているようで実はわかってないケースの方が多かったりするとかしないとか。
コメントのテストに使わせてもらっています。すみません、、、
日立のWebユーザビリティを評価するツールのリリースを読んで、同じような感想を持ちました。
人的コストの削減となると、この「始めと終わり」の部分の機械化でしょうか。それは不可能というのは、案外、人間の思い上がりかもしれません。
このあたりの人力がすべて削減されるのは、まだ一世代後のこととは思いますが。
しかし、いずれは、そのような世の中も来るのではないかと思っています。
その時、人はどこに存在意義を見出すのか。
それを考えていたりも、します。
石田さん、コメントのテストありがとうございます。
自分で試すのもアレなんで、困ったいたところです(笑)
さて件のツールでも工数削減には十分役に立つと思うんです。
ただ「テスト企画や分析の質」は単なる工数コストとして捉えるわけにもいかないんで、その辺はちゃんと考えておいて欲しいなあと(もちろんテスト自体の質も大事ですけど)。
ところでこういうツールがそろってきてそれなりのレベルでサポートできるようになると、テスト実施環境だけを売りにしてきたところは厳しくなるでしょうね。
顧客の市場内のポジションと目的を踏まえてテスト企画を立てたり、分析→具体的な改善提案を行う力がないようなところは淘汰されてくるのではないでしょうか。(言葉は悪いのですが)テストを業務の中核としているところは、今後厳しくなりそうな気がします。
http://www.laplace-lab.org/cgi-bin/mt/mt-tb.cgi/4
ユーザーテストの自動化は、自宅からインターネット経由で効果測定できる点においては非常に有望といえる。しかし、この商品の場合、問題箇所についてのコメントをユーザーに入力さ...(2003年09月02日 16:11)