どうにか業務多忙からの脱出に成功しつつあるようなので、少しずつ更新を再開したいと思います。思いっきり古いですが、過去にクリップした記事から興味深いものを2点ほどご紹介。

  • ようやく書店も"セレクトショップ"の時代に
    何処に行っても同じ品揃えで、本が売れないとか言われてもねえ...と思っていたのですが、どうやら流れが変わってきた模様です。
    多くのユーザーが(アフィリエイト制度を利用して)様々な切り口でセレクトショップを開設しているamazonには勝てないかも知れませんが、本好きの店員さんのセレクトがうまくはまれば、リアル書店でもまだまだ良い勝負ができるでしょう。
    どこの書店も同じような品揃えになってしまうのはビジネス上の判断だと思うのですが、どこも同じような売り場造りでは、どこで買っても同じだし、同じ商品しか目に留まらなくなる訳で...。やはり新たな商品の発見や「ついで買い」を誘いたいのであれば、品揃えや売り場造りがキモになってくると思うのです。
  • 六本木ヒルズ49階「会員制図書館」の価値は?Motoe Lab経由):
    ディテールに至るまでの気遣いや設計がうまくいっていないと、全体的には面白そうなものでもダメになってしまう好例です。やはり神は細部に宿るということなのでしょうか。まあでもこの場合、図書館という雰囲気を乱す要因が残っているということですから、細部以前の基本設計に問題があるのかもしれません。
    つまり、(無線LAN装備などの)差別化のための表面的な機能や要望にとらわれて、図書館そのものが本来持つべき基本的な価値(調べもののための静寂な雰囲気とか)を軽視してしまったことに根本的な問題があるのかもしれません。

この辺の話は、WebサイトやUI設計など、デザイン一般にも共通する話だと思います。基本前提の確認は共通理解があるものとしておろそかにされがちなので、しっかり注意する必要があるということなのでしょう。

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