情報大工のひとりごと

情報デザイン業務の周辺で思ったこと、そして考えたこと

ソフトウェアの達人たち

1999年08月23日

本日ご紹介するのは、テリー・ウィノグラード 編著「ソフトウェアの達人たち - 認知科学からのアプローチ」です。一言で「ソフトウェアデザイン」といっても、エンジニアリング的視点、またはデザイン的視点といった様々なアプローチが考えられますし、アプローチ方法によっても見えてくるものが異なってきます。

こういった状況を素直に反映してか、本書ではソフトウェアデザインという分野全体に対して、積極的にまとめの提言を行うような構成は取っていません。各章ごとにソフトウェアデザインの異なった領域を取り上げ、ケーススタディや担当者に対するインタビューを中心にまとめるという構成を取っています。従って、ソフトウェアデザインという行為/プロセスについて自分はどう考えるのかは読者に任されているわけです。

「デザインとは何か? デザイン行為の中では何が起きるのか?」「デザインというものを理解して、ソフトウェアデザイン領域に応用することで、どう改善できるのか」という点について考えてみたい方にはおすすめの書籍と言えるのではないでしょうか。(ISBN4-7952-9733-9、アジソン・ウェンズレー・パブリッシャーズ・ジャパン発行、星雲社発売、2900円+消費税)

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