情報大工のひとりごと

情報デザイン業務の周辺で思ったこと、そして考えたこと

ユーザ工学入門

1999年10月27日

本日ご紹介するのは、黒須 正明・伊藤 昌子・時津 倫子著「ユーザ工学入門 - 使い勝手を考える・ISO13407への具体的アプローチ」です。

インターフェース設計や製品の評価といった、ユーザー工学という分野を概観できる入門書です。ユーザー工学の定義、ユーザー分析やユーザビリティ(使いやすさ)の主な分析手法、ISO13407(対話システムの人間中心的設計プロセス − Human-centered design processes for interactive systems − に関わるISO規格)も含めた今後のユーザー工学の展望までを、初心者にもわかりやすく説明しています。

もちろん分析手法の説明が記載されているからといって、そのまま即戦力で使えるというわけではありません(製品を改善するには、結局のところ分析したデータをどう解析し、新しい操作モデルを構築するかが一番重要ですから)。その前提を踏まえた上で、「製品評価をしたいが、具体的手法がわからない」「ISO13407って最近聞くけれども、何のこと?」などといった疑問をお持ちの方には、最適な入門書と言えるでしょう。

誰でも知っていそうで実は知らない、ユーザー工学という分野を探索するための羅針盤としてお使いください。(ISBN4-320-07146-8、共立出版、3200円+消費税)

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