情報設計について学生さんに話す、他

2004年11月23日

ちょっとした縁がありまして、専修大学 ネットワーク情報学部の講義で、ゲストスピーカーとして情報設計についてお話させて頂きました(上平様はじめ、皆様ありがとうございました)。

目的としては、

  • 情報設計にあたって必要な、「ユーザー中心のデザイン」の考えかたを学ぶ
  • 情報設計の基本的な進めかたを学ぶ
  • 情報設計は日常生活と不可分であることに気付く

というあたりを狙いました。学生の皆様にうまく伝わっていれば良いのですが。まあ、すぐに直接役立つ場面がなくとも、心の奥底でひっかかっていてもらえれば十分に目的は達成できたのではないかという気もします。

このような学際的な領域を意識して取り組む大学が増えてきたように感じていますが、やはり現場ではどのように課程を設計するか、難しい面もあるようです。学際的な領域というのは基本的な体力(大局的なものの見方や論理思考力、ベースとなる広範な知識など)がモノをいう世界だと思うのですが、最近では即戦力志向ということでどうしても基本的な体力づくりにじっくり時間を割けない、ということに主な問題があるようです。

即戦力としての能力(=技能)の向上を目指した取り組みをして行く中で、基本的な体力を向上させて行くような課程が同時に求められている訳で、実際に設計しようとすると、バランスの取りかたも含めてなかなか難しいものがあります(就職活動の早期化も、設計を難しくしている理由です)。いずれにしても、情報設計のような学際的な領域で活動するものとして、このような領域に関しても注目していくべきであると強く感じました。

さて、話は変わって更新が途絶えがちな理由です(申し訳ありません)。

夏前からとある業務システムの要件定義・設計支援(というかお手伝いというか)業務が本格的に動いています。ということで、他の案件もこなして行く関係上、ここ数ヶ月かなり多忙な状態が継続しています(それでも得るものが非常に多いこともあり、感謝しております)。今後も業務手順書の設計など、システムを利用した業務運用に必要な環境整備なども行わなければならないため、更新は当面かな〜り飛び飛びになってしまう可能性がありますが、あらかじめご了承頂ければ幸いです。

The 1140px CSS Grid System · Fluid down to mobile